第二月目 第23日
この薬王菩薩本事品のあたりからこの法華経に登場してきている者たちの内わけ話のようにその真相が語り始められます。
その内わけ話に対するのが本事品というのはどういう意味があるのでしょう?
おそらく釈迦が法華経を解き明かすまではあやふやな間違いが多く繰り返されてきていたのかもしれません。
それを釈迦は最終的に完全に悟った真実の根本へ改善して還らせるべく、その大戦略事業のことを本事としたのかもしれません。
おそらく今日のこの品あたりから釈迦の本当の未来へかけてその大作戦が着手されようとする内容が記されているのではないかと思うのです。
ある意味では、この二十三品以降は釈迦の未来事業の解説編が別途の巻末資料として編入加算されているような感じも受けます。
どうでしょうか、豪華付録も付属したこの法華経を、どうぞ貴方の生涯のかけがえのない座右の書として是非ご活用してみては!
「 6. 今 日 の 振 り 返 り !(脱)」より